相続トラブルは、大金持ちの資産家だけの話だと思っていませんか?
「遺産で揉めるなんてお金持ちの家だけでしょ?」
「庶民的な我が家には関係のない話」
そう思っている方が多いと思いますが、実は【一般的な普通の家】の方が揉めることが多いのです。
相続トラブルは、約8割が遺産総額5,000万円以下で起きています。
そのうち遺産総額1,000万円以下が3割程度を占めています。
相続税がかからない少額な遺産であっても”争族”に発展していますので一般家庭の身近なトラブルといえるでしょう。
富裕層でも相続トラブルは起きていますが、生前から税金対策などで専門家に相談していることが多いので、相続に関しても対策している方が多いです。
そのため、相続発生後のトラブルが少ないと言えます。
普通の家で揉める要因として多いのが、「主な遺産が不動産のみ」「意見が相違する」「異父・異母兄弟がいる」などです。
参考記事はこちら→「争族になりやすいケース ベスト3」
その他、不平等な分割で”争族”となることもあります。
「生前贈与を受けている相続人から、解約残高を法定相続分で相続しようと言われた」
「前回の相続の時に不平等だったけど応じた(我慢した)」
「価値がほとんどない、いらない不動産を押し付けられている」
”争族”対策には遺言作成が有効的ですが、どのような内容で作成するかがとても重要になってきます。
自筆証書遺言は手軽に作成できますが、記載漏れや不備等によって手続きに使用できないことも多いので、そういったデメリットも理解したうえで利用すると良いでしょう。
「兄弟で仲良く話し合って決めてください。」
「遺産の分け方は長男におまかせします。」
このような内容の遺言は相続手続きでは使用できません。
※遺言で長男に分割協議の決定権を持たせることはできません。
”争族”の解決策として遺言書を残しておく方法がありますが、このような遺言では機能を果たせませんので、相続に詳しい専門家に相談しながら遺言作成をおこなうと安心です。
「うちは子ども達みんな仲がよいから大丈夫!」
そう思っているお家こそ要注意です。
お正月やお盆などの家族が集まる時に「相続のとき、このお家はどうしようか?」など、どういう意見を持っているか聞いてみるとよいと思います。
円満に意見交換が出来て、険悪な感じもなく話し合いができていれば心配ないかもしれませんが、もし、意見が割れて不穏な空気になったり、兄弟間で「兄だけ親からの援助多かったよね」等、何かしら不平等に感じている相続人がいる場合は”争族”になる可能性があります。
早めに生前対策を始めることをおすすめします。
お問合せ・ご相談はお電話またはメールにて受け付けております。まずはお気軽にご連絡ください。
受付時間:10:00~19:00(土日祝を除く)
事務所名:東京国際司法書士事務所
中野駅南口改札を出たら、すぐ右に曲がり、びゅうプラザを右手に直進します。 大通り(中野通り)に出たら、セブンイレブンの方向へ渡り、線路沿いの道を進みます。そのまま直進し、ファミリーマートのあるT字路を左へ。 さらにまっすぐ進むと、左手にタイ料理屋、右手に東京CPA会計学院が見えてきます。その隣のビルが東京国際司法書士事務所です。
当サイトの情報は、司法書士の実務経験に基づき監修・発信されています。
相続税申告から不動産・預貯金の名義変更など、相続手続きにお悩みの方はお気軽にお問合せください。
当サイトは、はじめての相続で何から進めたらいいのかわからないといった方へ向けて情報発信しています。
相続に関する最新の法律、判例等の情報をできる限り収集して作成しています。
ただし、相続に関する法律は、毎年のように改正されているので相続手続きや相続税に関する個別の判断については、必ずしも保証するものではありません。
当サイトの情報から発生した損害に関して、当サイトの運営元である東京国際司法書士事務所は一切の責任を負いませんのでご注意下さい。
正式にご依頼いただいたお客様に関しては、当然に責任を持って対応しておりますのでご安心ください。