今回は相続で揉めてしまう中でも
意外な理由についてお話します。
相続が発生した場合、
多くの方は専門家に依頼されて
相続手続きを進めるかと思いますが、
これが理由で相続人間の信頼関係にヒビが入るケースがあります。
どういうことかというと、
専門家に依頼した代表者の方は特に悪気があったわけではないのですが、
そろそろ相続手続きを進めようと思い立ち、
他の相続人に何も告げずに専門家に依頼して
資産調査や手続きの準備を着々と進めてしまったのです。
長男の方であったり、亡くなった方と同居されていた相続人の方であったり、
自分が主導して無事に相続手続きを完了させようと思ったのでしょう。
一部の相続人が遠方であったりすると尚更かもしれませんが、
相続手続きは人生で何度行うものではありませんので、こういった状態である日、
他の相続人の方に準備が完了したので
書類に署名捺印してほしいと言って連絡をしてしまうと、
なぜ一言の相談もなく事が進んでいるのかと、
不信感を持たれてしまうといったケースがあります。
司法書士は特定の相続人が有利になるようにといった立場で
相続手続きを進める立場にはないのですが、
すでに依頼者が信用を失っているとなると、
可能な限りの調査を行い財産目録等作成したとしても、
信用に足る資料ではなくなってしまうので、
客観的に見て平等性を欠くような手続きではなくても、
各書面への署名捺印を行ってもらえず、結果相続手続き自体が進まないため、
最終的には家庭裁判所の調停や審判により手続きを進めるほかなくなる方もいます。
もともと仲が悪かったわけでもなく、悪意があったわけでもないとすると、
このような事情で揉めてしまうのはホントに残念ですよね。
家族、親族といえど、考え方や置かれている環境は人それぞれ違います。
誰かが主導して行かないと手続きを進められないのも事実ですが、
自分ひとりの判断で全て決めてしまうというのもまた考えもの言えるでしょう。
一言声をかけることで印象がずいぶん違うということもあるので、
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