2023.5.28更新

亡くなった方が生命保険をどの会社で
契約していたのか相続人が確認する方法

亡くなった方との関係性が疎遠だったり、生前の資料がなにも見当たらなくて、遺産の概要すら把握できないケースがあります。

たとえば、亡くなった方が生前、生命保険を契約していたのかどうか、わからないという場合、契約していた保険会社がどこになるのか、一括で照会できる機関があります。

※照会には手間や費用がかかります。
そのため、照会する前に、下記を確認してから照会をかけることをおすすめします。
  • 生命保険証書がないか、亡くなった方の最後の居住場所を探してみる。
  • 保険会社から発送された書面がないか探してみる。
  • 預貯金の通帳履歴等で、保険会社名の記載がないか(保険料の引落しや払込等)確認してみる。

生命保険契約照会制度について

一般社団法人生命保険協会(以下、生命保険協会、とします)において、亡くなった方の保険契約状況を一括照会することができます。

照会できる権利がある人

  • 照会対象者の法定相続人
  • 照会対象者の遺言執行者
  • 上記の法定代理人または任意代理人

※任意代理人とは、主に司法書士や弁護士等、財産管理を適切に行うために照会するにふさわしいと生命保険協会が認めた者に限ります。資格がない一般の方が任意代理人として請求する場合、断られる可能性があります。

照会に必要な書類

  • 照会者の本人確認書類
  • 法定相続情報一覧図または相続人と被相続人の関係を示す戸籍等
  • 照会対象者の死亡診断書
  • 生命保険協会指定の申請書

※書類はすべて写し(コピー)による提出となります。
上記は、法定相続人が請求する場合の必要書類です。他の立場からの請求となる場合、ケースに応じて、別途必要書類があります。
またWEB申請も可能です。

生命保険の照会にかかる手数料

照会にかかる手数料は、

照会1件あたり、3,000円(税込)

となります。


調査の結果、対象契約が存在しなかったとしても、費用はかかります。
また、調査が開始した後に、入力内容の訂正などを行う場合、新たな照会申請として取り扱われるため、別途手数料3,000円(税込)がかかることがありますので、ご注意ください。


支払方法は、クレジットカード払いまたはコンビニ払いとなります。
その他の決済方法を希望される場合は、事務局に確認してください。

すでに終了した契約は照会できません

調査時点で、すでに保険契約が終了していた場合、照会をかけても何も出てこないケースがあります。
照会できるのは、あくまで照会時点で有効に継続している保険契約のみ、となりますので、たとえばすでに死亡保険金が支払われているケースでは、保険契約が終了となりますので、照会をかけても結果として判明しないことになります。

そのため、相続人間でもめていたり、他の相続人が死亡保険金を請求していたりする可能性がある場合は、保険金を受領する前までに、早めに調査することをおすすめします。

当事務所では、生命保険の契約照会手続きは勿論のこと、不明な株式の照会手続き、その他各種相続手続きについて、ご相談を承っております。

弊所では様々な相続手続きについて熟知しておりますので、是非お気軽にご相談ください。

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事務所名:東京国際司法書士事務所

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この記事の監修について

東京国際司法書士事務所 代表司法書士 鈴木敏弘が監修

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