家族が亡くなってから葬儀までの流れ

遺族は医師から受け取った死亡診断書を役所へ持参して、死亡届を提出しなければなりません。

引換に火葬許可証が交付されます。
死亡届は死亡後7日以内に提出しなければなりません。また火葬許可証がないと火葬できないので、早めに対応しましょう。

お通夜や葬儀の進行について、葬儀社と打ち合わせをして決定します。
故人がすでに葬儀の方法を決めている場合など、生前に進行が決まっている場合には確認だけで済みます。

お通夜は、近しい人々と故人との別れを偲ぶための儀式です。一般的には18時~19時くらいから始まり、葬儀社スタッフの主導により進められます。
日本では仏教式のケースが比較的多いのですが、その場合にはお坊さんが読経を行い、続いて参列者が焼香する流れになります。

儀式の後は参列者全体が控え室へ移動し、一緒に食事をとります。親族同士が故人の思い出話などをするケースが多いでしょう。

食事が済むと、喪主や故人の家族（配偶者や親、子どもなど）はお通夜の行われた式場へ泊まり込み、それ以外の親族はいったん帰宅して翌日、葬儀場へ来るのが一般的です。

お通夜の翌日には葬儀が行われます。
葬儀も通常は葬儀社スタッフの主導によって進められます。
仏教式の場合にはやはりお坊さんが読経をして、参列者が焼香をする流れとなります。

棺を閉じるときには、親族や参列者がお花や故人の大切にしていたもの、思い出の品などを一緒に入れたりして別れを惜しみます。
また葬儀の際、初七日の儀式まで一緒に済ませてしまうケースがほとんどです。

葬儀が終わると棺を火葬場へ運び、火葬場へ着くと、棺ごと火葬されます。
火葬が終了すると遺族や親しい人が骨を拾い、骨壷に納めていきます。これを「骨上げ」といいます。
骨上げの方法については地方ごとに慣習があるので、葬儀社スタッフの説明に従うとよいでしょう。