相続の用語集た・な行

• 代襲相続

  本来相続人となる予定だった人が、被相続人よりも先に死亡していたために、その本来相続人となる予定だった人の子どもや孫が相続人となること。

   

• 代襲分割

  法定相続分以上に相続をした相続人が、他の相続人に法定相続分を超えた部分につき、その対価を支払う遺産分割の方法のひとつ。

   

• 単純相続

  相続人が、被相続人のすべての相続財産を相続（承継）すること。 

• 弔慰金

死亡した人をとむらい、また遺族を慰めるために渡すお金のこと。
 

• 調停分割

遺産分割協議がまとまらず、相続人同士で話し合いがつかない場合に、家庭裁判所で第三者（調停委員等）を交えて話し合いをして分割方法を決める手続き。
 

• 直系

祖父、父、子などと親子関係が一直線につながっている血縁関係のこと。
 

• 嫡出子
  
  法律上の婚姻関係にある夫婦の間に生まれた子どものこと。

• 定額小為替

  郵便局で発行される証書で、現金を証書に換えて送付する時に使う。

  相続の時に、郵送で戸籍や住民票を役所に請求する時に使用する。

   

• 転籍

  本籍地を別の本籍地へ移すこと。

• 登記簿謄本

  法務局に登録された登記情報の写しのこと。

   

• 登録免許税

  不動産の登記情報を変更する際に、法務局へ支払う税金のこと。

  相続登記の場合、不動産の評価額の0.4％が登録免許税としてかかる。

   

• 特定遺贈

  遺言書により、特定の遺産（相続財産）を、特定の人に相続（承継）させること。

   

• 特別失踪

  天災等の災害に遭った人が、その災害から１年にわたり生死不明状態である時、家庭裁判所で手続きすることにより、失踪宣告をすること。

   

• 特別受益

  相続人の中に、被相続人の生前に他の相続人よりも多くの利益（特別な利益）を受けていた人がいたら、その分相続する割合を調整することによって他の相続人との公平性をはかる制度。

   

• 特別代理人

  利益相反行為となる理由等から、本来代理人となるべき人が代理行為ができないため、家庭裁判所に申立てをして選任してもらう代理人のこと。未成年者が相続する場合など利用されている。

   

• 特別養子縁組

  普通養子縁組とは異なり、実の親子関係を終了させ、新たな養親のみが養子となった子どもの親となること。家庭裁判所の審判を受けて縁組が成立する。

  特別養子縁組で養子となった子どもは、実親が亡くなっても相続権はない。

• 認知

  結婚していない女性と男性の間で生まれた子ども（非嫡出子）と父親との間で、法律上の親子関係を発生させること。

  認知された子どもは、認知した父親の相続権がある。