相続の用語集は行

配偶者

法律上、結婚している相手方のことを指す。

配偶者控除（相続税）

被相続人の配偶者が遺産を取得した場合、一定金額は相続税がかからない優遇制度のこと。

配偶者控除（贈与）

婚姻期間が２０年以上の夫婦間で、居住用の不動産やその取得のための贈与が行われた場合に、基礎控除110万円のほか最高2,000万円まで控除してもらえる特例のこと。
 

半血兄弟（半血姉妹）

父または母が同じ兄弟姉妹のこと（父母ともに同じ兄弟姉妹は全血兄弟、姉妹）。

全血兄弟姉妹と比べ、相続権は半分となる。

被相続人

亡くなった人のこと。

卑属

子どもや孫、ひ孫など、自分（対象者）よりも後ろの世代のこと。

非嫡出子

法律上の婚姻関係にない男女の間に生まれた子どものこと。

秘密証書遺言

内容を秘密にしたまま、公証役場でその遺言の存在のみを証明してもらう遺言。

現状ほとんど使われていない遺言方法。

付言事項

遺言書の最後に書かれた、遺産とはあまり関係のない、あくまでのこされた家族へあてたメッセージのこと。法的に効力はもたない。

負担付遺贈

遺言者が遺言により、遺産を受け取る人（受遺者）に対して、遺産をあげる代償として一定の負担や義務を負担してもらうこと。

普通失踪

生死が７年間明らかでない時に、裁判所で手続きをすることによって、失踪宣告をすること。

普通養子縁組

一般的に行なわれている養子縁組のこと。

養子縁組をしても、実親との関係性は変わらない。養子となった子どもは、実親および養親ともに相続権をもつ。

物納

相続税は本来金銭で納付する必要があるが、金銭が不足している場合、金銭ではない物品で税金を納付すること。
 

分籍
一つの戸籍から抜けて、別の戸籍に転籍すること。

包括遺贈

遺言書により、遺産の全部または全体の何割等配分を示すことで、特定の人に相続（承継）させること。

傍系

直系から分かれて派生している親族関係のこと。例：兄弟姉妹、おじおば等。

法定相続分

民法で決められた相続する権利がある配分のこと。