当事務所では、特急対応でご依頼をうけた場合、戸籍請求はすべて速達郵便で各自治体に請求を行います。

また当方で行う相続手続き業務につきましても優先して手続きいたします。

※速達郵便による対応のため、通常の郵送通信費より追加費用が発生します。

今回のような相続人が第三順位（兄弟姉妹）の場合、被相続人の戸籍を取るためには、被相続人に配偶者、子供がいないことと両親や祖父母の死亡を証明する必要があります。

そのため、被相続人（亡くなった方）が親で子どもが相続手続きをするときより戸籍収集に時間がかかり、場合によってはすべての戸籍が揃うまで１カ月以上かかることもあります。

今回も第三順位である兄弟姉妹の相続手続きでしたが、特急対応にて戸籍を収集しましたので、約半分の日数（２週間程度）で戸籍を揃えることができました。

遺産分割内容はご依頼時に決まっていましたので、戸籍が揃った時点ですぐに遺産分割協議書の作成をして相続人へお渡ししました。

通常は法定相続人による署名、捺印をしていただきますが、妹は家庭裁判所による相続放棄の手続きをしましたので法律上の相続人という立場ではなくなりました。

そのため、遺産分割協議書に署名捺印をするのはその他相続人３名となります。

相続人の署名捺印済の遺産分割協議書等、不動産の登記に必要な書類が揃いましたので、登記申請を行いました。

不動産の名義変更にかかる日数は、申請する法務局の混雑状況や相続関係等によって様々となっております。（相続関係が複雑な場合、通常より時間がかかることもあります）

※法務局のホームページで登記完了予定日が確認できます。

約３週間で登記が完了し名義変更後の謄本も揃いました。

不動産登記申請に少し時間がかかった印象がありますが、特急対応により多くの時間を短縮して相続手続きを終えられたのではないかと思います。